2025年12月、働いていた保育園で一斉退職が起きました。(起こしました🐹)
年末年始はNetflixでストレンジャーシングスをみていました。
息子がもうすぐ小学生。下の子も肺炎で入院したりと、正社員で働くには不安要素が多い状況でした。
仕事無くなっちゃったし、在宅で何かできないかなと検索魔になっていた時期に、たまたま見かけたのが最初です。「これ、なに?」って思って調べたら、そこから今の生活がまるっと変わりました。
正直に言うと、9か月前の私は「Etsy」(エッツィー)という単語すら知りませんでした。
今日は、その「Etsyって何なのか」を、当時の私と同じくらい何も知らない人に向けて書いてみます。
Etsyって、そもそも何?
Etsy(エッツィー)は、アメリカ発の世界最大級のハンドメイド・デジタル作品マーケットです。日本でいうとminneやCreemaに近いですが、規模もお客さんの層もまったく違います。
直近のデータだと、アクティブなバイヤーは8,660万人(2026年第1四半期時点)。しかも今期、2年ぶりにこの数字が前期比でプラスに転じたそうです。じわじわ盛り返してきているタイミング、というのが今のEtsyです。
私が最初にびっくりしたのは、「実物を作って売る」だけじゃないということ。デジタルダウンロードという、データをアップロードするだけの商品ジャンルがあるんです。
在庫を持たなくていい
梱包しなくていい
発送しなくていい
一度アップロードしたら、寝ている間にも、地球の反対側で誰かが買ってくれる
これを知ったとき、「え、それって永久に働いてくれる自動販売機みたいなものじゃない?」と思いました。実際そうでした。
しかも今、このデジタルダウンロードのジャンルはEtsy全体の中でも前年比+25%というダントツの伸び率で成長中。在庫ゼロで利益率が高く、買う側も待たずにすぐ手に入る。売る側にも買う側にもメリットが噛み合っているジャンルなんです。
何を売っているのか
私が現在売っているのは「クリップアート」というものです。背景が透明なイラスト素材で、招待状やカレンダー、SNSの投稿画像なんかに、お客さんが自分で組み込んで使えるパーツのようなもの。
たとえば「水彩タッチの花のイラスト20枚セット」みたいな形で、1セット3〜8ドルくらいで売られています。特別すごい絵が描けるわけじゃなくても大丈夫。むしろ「万人受け」より「これめっちゃ好き」という尖った需要を狙うほうが売れます。
私自身、英語もデザイン経験もゼロからのスタートでした。それでも1か月目で初めての売上、2か月目には月500ドル(約7万円)を達成できました。
※ウォールアート、招待状、プリントオンデマンドなども販売経験があります。
もちろんこれは早いほうです。2店舗目は同じ2か月目でもまだ100ドルにも届いていません。うまくいくかどうかは、正直けっこう「テーマ選び」に左右される世界だなと実感しています。
誰にでもできる、けど誰にでも「続けられる」わけじゃない
Etsyの何がいいって、自分のショップを持つ参入のハードルがとにかく低いことです。
必要なのはGmail・クレジットカード・Payoneer(海外の売上を日本の口座で受け取るための無料サービス)くらい。出店料も19ドル(約2,900円)ほどで、あとは商品を出すだけ。
英語ができなくても平気です。私は昔、”High-Resolution”(高解像度)と書くべきところをずっと”High-Revolution”(大革命)と誤字ったまま大量に出品していたことがあります。誰にも突っ込まれず、普通に売れていました🐹 お客さんは、そこまで細かく見ていないものです。
ただ、正直に書きます。ここから先が地味にしんどいです。
絵を用意するところまでは、AIのおかげで昔よりずっと簡単になりました。でも、そのあと。
背景を透明にする処理
解像度を300DPIまで上げる
商品ページ用にサムネイルや素材一覧の画像を作る
お客さんに渡す説明書(ライセンスや使い方)をPDFでまとめる
Googleドライブの共有設定
出品するファイルの整理
……この「地味な作業の山」を、絵を1枚仕上げるたびに毎回やることになります。楽しいのは絵を作るところまでで、そこから先は正直、作業。慣れてもセットひとつで3時間くらいかかっていました。
最初の1〜3か月は、正直これに一番心が折れます。「絵を描く時間より、整える時間のほうが長い」って、始めた人の9割が一度は思うんじゃないかなと思います。
それでも続けている理由
それでも私が続けられたのは、多分「ニッチを攻める」というコツに気づけたからです。
Etsyで自分が作りたいジャンルで検索して、上位に出てくる商品を見る。それが需要のサイン。デザインをそのまま真似るのはさすがにNGですが、「このテーマ、需要あるんだ」というのは読み取れます。和風・桜・お祭りみたいな日本テイストは、海外で人気なのに競合が少なくて、今もわりと狙い目です。
そして正直、続けてさえいれば、最初の3か月を越えたあたりから急に景色が変わります。Etsy全自動化ツール『Clipart Toolkit Pro』を共同開発しているmiaちゃんも、最初の商品はまったく売れず、2つ目を出して3週間後にやっと初めての通知。そこから1か月近く無風が続いて、14個目の新作でようやく4つ目が売れました。そこから右肩上がりになって、今では日本人Etsyセラーの先頭を走っています。
続けた人だけが見られる景色って、本当にあるんだなと思います。
今、私がやっていること
さっき書いた「地味な作業の山」、これがあまりにも毎回同じでしんどかったので、miaちゃん(元エンジニアで、一緒にEtsyをやっている相棒)と二人で、その部分をまるごと自動化するツールを、自分たちのために作っています。
背景透過も、解像度調整も、サムネイルも、納品用のPDFも。今まで1セットにつき1時間半くらいかかっていた「作業」の部分を、素材を入れるだけで済むところまで持っていきたくて、今も試行錯誤中です。
※もうすぐリリース予定です✨
完成したら、またこのSubstackで書きますね。
もしここまで読んで「Etsy、ちょっとやってみようかな」と思った人がいたら、それだけで今日は十分です。まずは自分が好きなテーマで、Etsyに「clipart」って打って検索してみてください。きっと「え、こんなものも売れるんだ」っていう発見があるはずです🐹









私もセラーを始める前はハンドメイド物販のイメージが強かったです!発送作業などがネックでなかなか踏み出せなかったのですが、デジタル販売ができると知って即スタートしちゃいました😂笑
地味な作業の山あるあるすぎます。。ツールの完成、めちゃくちゃ楽しみにしています!
凄い気になっててEtsyのアプリ落として眺めてました。凄いなぁとかこういうのあるんだ…と。
英語ってだけで敷居高そうだし、やっぱり大変な作業があるんですね。もちろん、簡単にできるなん思ってませんが、簡単に興味あるとか気になるとか言っちゃってました💦
そうは言ってもやっぱり気になってます😊